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SAT試験受験マニュアル ~ 何がテストされ、どう対策すればよいのか?
あなたが積極的にSAT試験の準備をしている場合でも、単に大学で必要とされるのでSAT試験についてもっと学びたい場合でも、SAT試験の基本から始める事がとても重要です。SAT試験にセクションはいくつあるのか?SAT試験にはどのようなセクションがあるのか?そして、各セクションではどのようなスキルを求められるのか? この記事ではSAT試験について詳しく解説していきます。
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SAT 試験の各セクションとは?
SAT試験 (2016年に改訂) は、次の4つのセクションで構成されています。
- Reading(SATリーディング)
- SAT Writing and Language(SATライティング&ランゲージ)
- SAT Math(電卓を使えるセクションと使えないセクションの2つがあります)
- SAT Essay(オプション)
College Board(SAT試験の主催者)が言うように、SAT試験のすべてのセクションは「高校で学ぶこと」と「大学で成功するために必要なもの」をテストするために作られています。つまり、SAT試験 の目標は、大学生としての成功に必要と考えられる適切な読み書き、および数学のスキルを持つようになるということです。 各SAT試験の各セクションは、試験中に 1 回だけ表示され、セクションによって設問数と割り当てられる時間が異なります。 次の表はSAT試験の各セクションの特徴をまとめたものになります。
Reading | Writing and Language | Math | |
---|---|---|---|
テストの順番 | 1番目 | 2番目 | 3番目 |
設問数 | 52問 | 44問 | 58問 (20問電卓無し、38問電卓あり) |
設問形式 | 多肢選択式のみ | 多肢選択式のみ | 多肢選択式とGid-in形式 (数字を記入しマークする) |
テストされるスキル | 65分 | 35分 | 80分 (25分電卓無し、55分電卓あり) |
時間 | ・Comprehension ・Command of evidence ・Vocabulary in context |
・Command of Evidence ・Words in Context ・Expression of Ideas ・Standard English Conventions |
・Heart of Algebra ・Problem Solving and Data Analysis ・Passport to Advanced Math ・Additional Topics in Math |
採点 | Writing and Languageのスコアと併せたものがEvidence-Based Reading and Writing (EBRW)スコアとなり200~800のスケールであらわされる | Readingのスコアと併せたものがEvidence-Based Reading and Writing (EBRW)スコアとなり200~800のスケールであらわされる | 電卓ありと電卓無の各セクションの素点合計を換算した200~800のスケールであらわされる |
最も設問数が多く試験時間が長いセクションはMathセクションです。これは、Math セクションが 2 つのサブセクション( 電卓無しセクション(常に最初に来る) と電卓ありセクション)で構成されているためです。電卓無しセクションは 25 分で 20問とかなり短いですが、電卓ありセクションは55分間で38問の問題があります。また、ReadingとWriting and Languageセクションの間にいくつかの重要な類似点に気づくかもしれません。これら 2 つのセクションは、異なる方法で、同じ2つのスキル(Command of Evidence と Words in Context)をテストするために特別に設計されました。2つのセクションは、Evidence-Based Reading and Writing (EBRW)スコア(200~800)のために一緒にされるので、明らかにお互いに多くの共通点があります! 最後に、上の表は、SAT 試験のすべてのセクションがほぼ多肢選択式であることを示しています。SAT試験に関する質問の多くは、4つの選択肢から 1 つの回答を選択する必要があります。ただし、Math セクションでは、自分の解答を導き出し、数字枠内に記入し、その数字をマークするGrid-inという問題も出題されます。 次に、SAT試験の3つのセクションついて詳しく見てみましょう。
The SAT Reading Section
SAT Readingセクションは、読解と語彙の理解に焦点を当てています。このセクションの52の設問は、1パッセージまたは2つの2パッセージに基づいており、全部で5つのパッセージがあります。
- 米国または世界文学に関する1パッセージ(フィクション)
- 歴史・社会学から2パッセージ(ノンフィクション)
- 科学に関する2パッセージ(表、グラフ、チャートを含む場合があります)
SAT Readingセクションの一部では、1パッセージではなく、関連する複数のパッセージが与えられることがあります。またグラフ、チャート、その他の形式のデータが提示される事もあります。(これらの問題に数学を使う必要はありませんが、与えられたデータをどのように解釈するのか求められることに注意してください)。 上の表に示すように、SAT Readingセクションは2つの主要なスキル(Command of evidence、Vocabulary in context)をテストします。 Command of evidence:著者の主張や特定の質問への答えをサポートするために、パッセージの具体的な証拠を見つける能力。 Vocabulary in context:パッセージの中にある語彙の意味を解読する能力と、単語の選択がテキストのスタイルとトーンにどのように影響するかを理解する能力 SAT 試験のReadingセクションを受験する時、あなたは次のようなパターンのReading問題に解答する事になります。
- Big Picture
- Little Picture
- Inference
- Vocabulary in Context
- Purpose or function
- Author Technique
- Evidence Support
- Data Interpretation Graphics
- Rhetorical Strategy
- Passage Organization
- Tone and attitude
- Strengthening and weakening claims
- Analogy
- Paired passages
上記の問題パターンのすべてを詳細にカバーする戦略を学びたい場合は、「THE MASTER KEY SAT BOOTCAMP for SAT(オンライン)」に参加される事をおすすめします。しかし、何らかの理由でできない場合は、以下にSAT試験のReadingセクションに役立つヒントをいくつか紹介します。
これらの2つの読解の問題パターンは正反対になります。 Big Pictureの問題はパッセージ全体の言いたい事に焦点を当てていますが、Little Picture(または目的)の問題は、パッセージ内の特定の行または文章の言いたい事に焦点を当てています。その後、文脈上のevidenceを使って、著者の全体的なメッセージまたは選択された領域のテキストを読み解くことになります。
Top 3 SAT Reading Tips
すべてのReadingの問題パターンに慣れたら、SAT Readingセクションで以下のトップ3のヒントを採用する時です。
SAT Readingセクションはもっぱらパッセージを中心に展開しているため、SAT Readingの準備の大部分をSATスタイルのパッセージで作業するように専念することが重要です。 SAT試験で目にするパッセージに似た最高のリソースは、OFFICIAL SAT practice testsです。College Boardによって作成されたこれらの模擬SATテストは、あなたに本番の試験によく似たReadingパッセージを提供します。そのテストは試験当日の問題とよく似たスタイルとフォームで作られています。 最後に、SAT試験でしばしば使われるThe New York Times, The Atlantic, and Psychology Todayなどの実在するテキストを読むのはとても良い考えです。実際にテストで使われるような実在するテキストを日頃から読んでおく事で、テスト日に出題される問題文に慣れておく事ができます。
The SAT Writing and Language Section
SAT Writing and Languageセクション(単にWritingセクションと呼ばれることが多い)は、Readingセクションに似ていますが、読解力を測定する代わりに、文章の文法上の誤りや文体的な問題点を特定して修正する能力を測定します。つまり、Writingセクションは、proofreading(校正)とediting skills(編集スキル)に関する事がすべてです。 Readingセクションと同様に、Writingセクションは完全にパッセージを中心に展開します。これらのパッセージは、キャリア、歴史/社会学、科学、人文学などを含む幅広いトピックをカバーしています。しかし、すべてのパッセージはノンフィクションで、体験談、議論、解説文のスタイルになります。 Writingにおけるあなたの基本的なミッションはパッセージにある単語や文章の誤りを正すことです(もしくは問題ないなら何もせずそのままにしておく事です)。科学をベースにしたチャートまたはグラフを含むパッセージでは、間違った文章を提供されたデータに基づくより正確な新しい文章に置き換えるよう問われます。 SAT Writing and Languageセクションでは次のようなスキルを測定されます。
- Command of Evidence
- Words in Context
- Expression of Ideas
- Standard English Grammar Conventions
SAT Writing and Language Question Patterns
これらのタイプのライティングの質問は、主にパッセージの全体像に焦点を当て、通常、あなたが特定の変更を行う理由となるevidenceを示すよう問われます。 (以下の例の翻訳は行いません)
Top 3 SAT Writing and Language Tips
SAT Writingの質問の半分近くは標準的な英語の約束事に焦点を当てているので、英語の文法と使い方の基本的なルールを習得していない場合は、当然のことながらSAT Writingでうまくいくことは期待できません! これは、存在するすべての文法規則を見直す必要があるわけではなく、SAT で最も一般的にテストされる文法規則だけを確認しておけば大丈夫です。「MASTER KEY SAT BOOTCAMP(オンライン)」では、Vo先生がこれらのすべてのルールをお教えしますので心配は必要ありません!
The SAT Math Section
数字の世界に!英語を中心としたReading and Writingセクションとは異なり、SAT Mathセクションは実用的で現実世界の数学で構成され、大学レベルのコースワークや将来の雇用に最も役立つ問題解決能力を測定します。 SAT Mathセクションは、次の 2つのサブセクションで構成されます。
- 電卓無しのセクション 電卓を使用することが許可されていない
- 電卓ありのセクション 電卓を使用する可能性がある(ただし必須ではない)
Math セクションは、Grid-inと呼ばれる多肢選択式以外の質問形式を含む SAT試験の唯一のセクションです。数学の質問の22%はGrid-inなので、SAT Mathの主な質問形式ではありませんが、その仕組みを理解することが重要です。 SAT Mathセクションでは、次の概念についてテストします。
- Heart of Algebra
- Problem Solving and Data Analysis
- Passport to Advanced Math
- Additional Topics in Math
SAT Math Question Patterns
この出題範囲は、SAT Mathセクションで最も広く、すべてのMathの問題の約3分の1を占めます。Heart of Algebraの問題は、主に線形方程式、連立方程式、不等式、絶対値など、(当然ですが)代数に焦点を当てています。(以下の例の翻訳は行いません)
Top 3 SAT Math Tips
SATでテストされている基本的な数学の概念のほとんどまたはすべてに精通していない場合は、数学セクションで高いスコアを獲得することは期待できません。 SATの勉強を始めるには、代数、算術、虚数、座標幾何学、平面・立体幾何学など、SAT に関して知っておくべき重要な数学の概念を復習しなくてはいけません。
【参考資料】 25 Colleges With the Highest SAT Scores (U.S. News)
これらの学校に新たに入学した受験者は、ReadingとMathの合計スコアの平均が1481点であったとU.S. Newsが示しています。
スクロールできます
School | Average SAT score | U.S. News Rank |
---|---|---|
University of Chicago | 1535 | 6 (tie), National Universities |
Massachusetts Institute of Technology | 1532 | 4 (tie), National Universities |
Harvey Mudd College | 1520 | 25 (tie), National Liberal Arts Colleges |
Harvard University | 1510 | 2, National Universities |
Washington University in St. Louis | 1509 | 16 (tie), National Universities |
Yale University | 1502 | 4 (tie), National Universities |
Princeton University | 1501 | 1, National Universities |
University of Pennsylvania | 1494 | 8, National Universities |
Carnegie Mellon University | 1491 | 26 (tie), National Universities |
Stanford University | 1488 | 6 (tie), National Universities |
Brown University | 1488 | 14 (tie), National Universities |
Dartmouth College | 1486 | 13, National Universities |
Northwestern University | 1481 | 9 (tie), National Universities |
Amherst College | 1477 | 2, National Liberal Arts Colleges |
Williams College | 1473 | 1, National Liberal Arts Colleges |
Haverford College | 1470 | 15 (tie), National Liberal Arts Colleges |
Cornell University | 1467 | 18, National Universities |
Pomona College | 1460 | 4 (tie), National Liberal Arts Colleges |
Northeastern University | 1455 | 49 (tie), National Universities |
Tufts University | 1455 | 30 (tie), National Universities |
Swarthmore College | 1452 | 3, National Liberal Arts Colleges |
Mount Holyoke College | 1448 | 34 (tie), National Liberal Arts Colleges |
Georgetown University | 1446 | 23, National Universities |
Emory University | 1442 | 21, National Universities |
Hamilton College | 1441 | 9 (tie), National Liberal Arts Colleges |