最新SAT受験マニュアル　塾・予備校でSAT対策を教えてきたベテラン講師がSAT試験対策を徹底解説！

これらの2つの読解の問題パターンは正反対になります。
Big Pictureの問題はパッセージ全体の言いたい事に焦点を当てていますが、Little Picture（または目的）の問題は、パッセージ内の特定の行または文章の言いたい事に焦点を当てています。その後、文脈上のevidenceを使って、著者の全体的なメッセージまたは選択された領域のテキストを読み解くことになります。

このReading問題では、文章の意味、文章のグループ、または文章全体を正しく解釈する必要があります。

これらのReadingの問題では、パッセージ内の特定の単語やフレーズの意味について尋ねられます。これらの単語やフレーズは必ずしも難しいとは限りませんが、通常はあまり知られていない二次的な意味を持ちます。 明らかにあなたもよく知っているような語彙のよく知られている意味はたいていひっかけ問題なので注意が必要です。

あなたが知らないかもしれない、あいまいな二次的な語彙の意味は、正しい答えである可能性が最も高いです！

このReading問題のパターンでは、トーン、音声、視点などに関して著者が文体的に選択したものを分析する必要があります。

Evidence Supportの問題では、前の問題に対する回答の文脈上のEvidenceを見つける必要があります (つまり、これらの問題は、その前の問題に直接関連しています) 。

これらの問題に答えるためには、問題に対する回答を見つけた特定の行またはいくつかの行を特定する必要があります。

データ解釈の問題では、データを解釈し (通常はテーブル、チャート、グラフの形式で) 、それがパッセージにどのように関連しているかを理解する必要があります。

SAT Readingセクションはもっぱらパッセージを中心に展開しているため、SAT Readingの準備の大部分をSATスタイルのパッセージで作業するように専念することが重要です。

SAT試験で目にするパッセージに似た最高のリソースは、OFFICIAL SAT practice testsです。College Boardによって作成されたこれらの模擬SATテストは、あなたに本番の試験によく似たReadingパッセージを提供します。そのテストは試験当日の問題とよく似たスタイルとフォームで作られています。

最後に、SAT試験でしばしば使われるThe New York Times, The Atlantic, and Psychology Todayなどの実在するテキストを読むのはとても良い考えです。実際にテストで使われるような実在するテキストを日頃から読んでおく事で、テスト日に出題される問題文に慣れておく事ができます。

排除のプロセスは、優れた戦略（満点者によって推奨される唯一の戦略）であり、Rdadingセクションで非常に役に立ちます。

すでに知られているように、それぞれのReadingの問題は４つの選択肢から1つの正解を選択るものです。つまり、他の3つの選択肢には、それらが間違っていることを示す明確な印が含まれている必要があります。選択肢を排除していく最も一般的な理由のいくつかは、次のとおりです。

• 具体的すぎる
• 広すぎる
• パッセージの全体的な目的またはメッセージに対しての関連・繋がりがあいまい
• 極端すぎる

選択肢の中のただ1つの単語でさえ間違っている可能性があるので、正しい選択肢を選択する前に間違っている選択肢を排除するために注意深く見るようにしてください。正解のように見える選択肢を選んでしまう事に注意してください。その選択肢は100%質問に回答してないかもしれないし、そのように不確かなものは間違っている可能性があります。

語彙のテストを完全に独立したものとしてテストしていた2016年以前のSAT試験と異なり、新しいSAT試験ではパッセージ内にある内容から語彙力をテストします。
さらに現在のSAT試験の語彙レベルは中程度の難易度であり、それは単語の多くがこれまでにあなたたが見たり使ったりした可能性のあるものであるという事を意味します。

しかしながら、SAT試験の語彙で挑戦的に難しい部分は、一般的な単語のあまり知られていないような第三の意味（あまり知られていないまれな意味）であるという事です。つまり、何千もの語彙を暗記するために何時間も費やす必要はなくなりましたが、一般的な単語が持つまれな意味のいくつかを理解する必要があります。同様に、語彙の意味を、それがパッセージでどのように使われているかによって理解する方法も知っておくべきでしょう。

これらのタイプのライティングの質問は、主にパッセージの全体像に焦点を当て、通常、あなたが特定の変更を行う理由となるevidenceを示すよう問われます。 （以下の例の翻訳は行いません）

これらの質問では、単語または語句をより論理的な選択肢に置き換えるか、明示されている部分が適切な場合は 「NO CHANGE」を選択する必要があります。（以下の例の翻訳は行いません）

これらの質問は、アイデアを言葉で表現するさまざまな方法について考える必要があります。具体的には、文章の全体の流れをよくするために、文の並べ替え、追加、結合、または削除を行う必要があります。（以下の例の翻訳は行いません）

標準的な英文法の質問では、英文法、句読点、スペル、大文字と大文字の基本規則に従って、誤った単語や語句を修正しなければいけません。示された単語または文章が文法的に大丈夫そうなら“NO CHANGE.”を選択します。（以下の例の翻訳は行いません）

SAT Writingの質問の半分近くは標準的な英語の約束事に焦点を当てているので、英語の文法と使い方の基本的なルールを習得していない場合は、当然のことながらSAT Writingでうまくいくことは期待できません!

これは、存在するすべての文法規則を見直す必要があるわけではなく、SAT で最も一般的にテストされる文法規則だけを確認しておけば大丈夫です。「MASTER KEY SAT BOOTCAMP（オンライン）」では、Vo先生がこれらのすべてのルールをお教えしますので心配は必要ありません！

Writingセクションの文章はどれもフィクションではないため、あなたの最善の策は、新聞、雑誌の記事、説得力のあるテキストやエッセイを読むことです。あなたが勉強するとき、思考の中にあるつながりや移り変わる言葉を識別し、あなたの編集の目を養うためにそれらのテキストを使います。

またあなたは筆者がどのように論点や主眼をテキストの中に構築しているかを調べたいと思うでしょう。どのようなEvidenceを筆者は提供しているか？それは決定的な効果をもたらすものなのか？なぜそうなのか？なぜそうではないのか？　など

Writingパッセージのトピックは幅広く用意されているので、さまざまな文章を自由に掘り下げてみて下さい。The New Yorker, The New York Times, The Atlantic, Wired, and Psychology Todayなどの主要な出版物から始めることをお勧めします。

優れた編集者になるためには、書き方を理解する必要があります。そして、うまく書くためには、あなたが書いた文章から学ばなければなりません。

まず、学校に提出したエッセイの赤いマーク（添削跡）に注意し、あなたが書いた文章においていつもやってしまうあらゆる間違いに気づく事からはじめます。もしあなたが自分の間違いがよく分からなくなってしまった場合は、先生にその間違いについて説明してもらうよう頼みましょう。そしてそのような間違いを二度と起こさないようにするためのヒントをもらうようにしましょう。

学校のエッセイを書く時は、論点の構造にも注意を払ってください。

エッセイのシンプルな「ハンバーガー」構造を考えてみましょう：あなたの自己紹介(上側のバンズ)、あなたのEvidenceとサポートの詳細（レタス、トマト、肉）、そしてあなたの結論（下側のバンズ）。
自分のエッセイを効果的に構造化する方法を知ることで、時間の経過とともにあなたはSATのパッセージがどのように構成されているかを鋭敏に理解することができます。

SATでテストされている基本的な数学の概念のほとんどまたはすべてに精通していない場合は、数学セクションで高いスコアを獲得することは期待できません。

SATの勉強を始めるには、代数、算術、虚数、座標幾何学、平面・立体幾何学など、SAT に関して知っておくべき重要な数学の概念を復習しなくてはいけません。

もう一つのヒントは、テストに必要なすべての重要なSAT Mathの公式を暗記することです。これを行うと、特定の数式を知らなければ解決できない多くの数学の問題を解くことができます。

それではSATテストの中で示される参照図（数式）はどうでしょうか？
SATで数式のリストが与えられる場合は、本当に数式を暗記する必要があるでしょうか？

これらの数式を暗記することは時間の無駄だと思うかもしれませんが、実際にそれらの数式を覚えているとテストにかかる時間を少なくすることができます。SATで表示される数式は次のとおりです。（以下の参照図の翻訳は行いません）

上記の数式を記憶することで、常に参照図（数式）を見返す必要がなくなり、数学の問題をより迅速に解けるようになります。このことは、あなたがもっと難しい他の数学の問題により多くの時間をかけることができるようにしてくれますので効果的です。

しかし、1つ注意点があります：この参照図の12の数式は、特に幾何学を扱い、新しいSAT試験のかなり小さな部分を構成するトピックです。したがって、これらの数式を暗記することは重要ですが、テスト日に与えられないSAT試験に出てくる可能性が高い他の主要な法則や数式に優先順位を付ける方がはるかに有利です。

SAT Mathのこの最後のヒントは一般的なテスト受験戦略で、回答と数字を代入してみるということです。

この戦略では、解き方がわからない数学の問題に直面した場合は、適当な数字を入れてみるか、回答の選択肢を1つずつ代入することで解決を試みることができます。これを行うと、どの回答の選択肢が正しい結果をもたらすかを明らかにできます。

特定の値を出すように求める選択式の数学の問題に対しては、回答を代入する戦略を使用します。常に回答選択肢 B または C から始める事により、代入した結果から求める解答が選択した回答より大きな数字か小さな数字かなどを判断する事ができます。

よく分からない選択式の問題やGrid-inの問題については、方程式や不等式がさまざまな値に当てはまるかどうかを確認するために、適当な数字（もしくはいくつかの数字）を代入してみてください。

最後に、これらの方法はとても助けになりますが、基本的にあなたが他の方法（数学的な単純化や代数学）を用いても数学問題をうまく解けない時だけ使ってください。
しかしながら、最終的にはSAT Mathでは、あなたがどのように答えを導き出したかは点数には関係ありません。答えがあっているかどうかだけが重要です。よってあなたが何をすべきか分からなくなったら代入することをためしてみてください。